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ネキシウムと半夏瀉心湯の併用で胃食道逆流症の治療

2019年11月23日

胃食道逆流症とは、胃酸が胃から食道方向へ逆流してしまう状態をいいます。
この胃食道逆流症は様々な原因によって引き起こされますが、最も主要な要因としては下部食道括約筋が緩んでしまうこと(閉鎖不全)や胃酸過多が挙げられます。
通常、胃と食道の境界は下部食道括約筋によって閉鎖されています。
しかしこれが何らかの原因によって下部食道括約筋が緩んでしまい、閉鎖不全となってしまい胃酸が逆流してしまいます。
また、胃酸過多でも胃から食道方向へ胃酸があふれ出してしまいます。
胃は表面に粘膜が存在し、これが胃酸から胃壁を保護するため、簡単に炎症が起こらないようにできています。
しかし食道には胃粘膜ほど胃酸から保護するものが存在しないため、炎症を起こしやすいです。
こうして食道炎となり、これを長期間放置すると場合によっては食道がんを発症してしまうこともあります。
この胃食道逆流症に対しては、プロトンポンプ阻害薬がよく使用されます。
プロトンポンプ阻害薬は胃酸を分泌するプロトンポンプの機能を阻害することによって胃酸分泌を抑制します。
プロトンポンプ阻害薬の中でもネキシウムは近年よく使用されている薬です。
ネキシウムはオメプラゾールというプロトンポンプ阻害薬をより効果が効率的に出るように改良された薬です。
このことからスーパーPPIとも呼ばれています。
さらに半夏瀉心湯という漢方薬も胃食道逆流症には有効です。
胃食道逆流症では胸やけ、げっぷといった症状が現れますが半夏瀉心湯はこれらに効果があると言われています。
またネキシウムと半夏瀉心湯は同時に使用することも可能です。
もし一方だけでは効果不十分の場合には両者を併用してみるといいでしょう。